Ads 468x60px

2011-04-30

昔のコンペそして、コンペについて

ホームページの作成にいろいろと昔のデータを発掘してたら、いろいろと懐かしいものがでてきました。
その中の一つは、日本建築学会の設計競技で一応優秀賞までいった「建築の転生・都市の転生」っていうコンペ。質疑応答で一言コメントを間違えていなければ、たぶんもっと上に行ったかも・・・なんていうのは強烈なうぬぼれかもしれませんが。。


テーマは東京の木造密集地域をいかに生まれ変わらせるか??っていうもの。老朽化した家々の作り出すラインに線上の公共スペースを作って、家々の骨組みだけを残しながら、多目的に使えるスペースや水を噴射するチューブみたいな「水の防壁」を作って、災害時への供えにする・・・みたいな案だったような。けっこうがんばりました。

「コンペ」に関して言うと、最近「建築家との家づくり」的なWEBサイトで開催されていた建築家コンペが相次いで廃止になっているようです。今後は作品を提出させるんじゃなく、家作りを考えている人と建築家が直接やりとりをして進めていくのだそうで。。

そもそも、個人住宅という規模のものに「コンペ」というシステムを当てはめていたこと事態に若干の無理は感じていたのですが、やはりこういうことになってきましたね。

コンペというのは、営業活動と言うよりも、若干ギャンブルみたいなもの。設計事務所や建築家の負う負担はけっこうなものです。いわゆるスーパーゼネコンにいた時代は、ぼくもコンペはいやと言うほどやりましたが、やはり案件の金額自体が大きく、会社の体力もあり、価格的に厳しいような制約があったり提案内容であったとしても、現場でなんとかコスト調整ができる。

でも個人住宅のコンペともなると、そもそも案件そのものも搾り出すほどお金の余裕も無く、提案する側の余力も企業と比べると弱い。それで、本当に実現するかも微妙・・・ときていると、いつまでも存続することができないモデルであることは、なんとなく多くの人が感じていたんじゃないでしょうか。

それでも、建築家との家作りというものを多少なりともプロモーションする結果になったんだとしたら、それはそれで一つの役目は果たしたわけで。もうその役割を終えたということなのかもしれませんね。これから先、どういう形が主流になっていくんだろう。。。

アイデアコンペというものは社会のイマジネーションを換気していく点でこれからも存続していくと思いますが、実施の、特に住宅のコンペというものが果たした役割とはいったいなんだったのかと・・・そんなことを考えてしまった今日この頃でした。。

2011-04-04

新マシン導入

昨日、MacbookProの17インチを購入しました。
家用の白いマックブックがヘタってきてしまったのと、仕事用のVista搭載マシンが、CGのレンダリングなんかやってるとけっこう頼りなく、ついに決断。
BootCampで、Windows7も、64ビット版で乗ってしまうので、仕事・プライベートの全ての作業をこれに一本化してしまう予感がしています。




WIndows7は初体験なので、どれほど快適なのかは未知数・・・。
基本大昔からの筋金入りのMacUserなんですが、アプリケーションの関係で、やむを得ず仕事ではWindowsメインで使ってます。
愛機の状態によって仕事の生産性が相当影響を受けるので、この子には健康で長生きしてほしいものです。

2011-04-03

銘木見学

本業・副業に手がいっぱいで、気がつくとブログをサボっていました。
昨日は神奈川県の建材屋さんのご紹介で、千葉県某所の銘木屋さんを訪問。
一見「ここ何の資材置き場??」みたいな雰囲気の店内には、もうそれこそ、ごろごろと銘木が立てかけてあります。




びっくりしたのは、その質の高さと、そしてお値段。ここには敢えて書きませんが、「日本一安い」というご紹介いただいた建材屋さんの言葉の通りでした。
質も、すごく高い。銘木って、けっこう「ぼったくり」の世界で、例えば黒っぽい色が入った高級な樹種なんかだと、黒い特殊な塗料で人為的に塗ってあるまがいものも結構あるのだとか。
ここのご主人は自称「材木気違い」と言うほどの気合の入れようで、ものすごい目利き。自社で加工なんかもやっておられます。日本各地から素晴らしい原木を買いあさり、もう処分しきれないくらいの量のストックがある感じですね。そして、本当に木というものをよく知っておられました。

銘木というと、ちょっと格式のある古い旅館とか金持ちじいさんの趣味・・・みたいなイメージもあるかもしれせんが、最近は若い人で購入される方がけっこう増えているとか。実際私も昨日じっくりと銘木を見ていて、質感として、ちょっとはかりしれない魅力を感じて帰ってきました。

クライアントの方にはご紹介すると共に、家具やキッチンなど、何か小菅建築研究所のレーベルの製品作りにも、今後積極的に取り入れていきたいと思い、ちょっと構想を練りだしました。
たぶん、都内のちょっとした家具屋でそこそこの、ありふれた薄っぺらいものを買うのと同じくらいの値段で、びっくりするような銘木家具をご提供できるような・・・まあ、それくらい、質・価格面で最高な感じの出会いでした。

また構想が固まってきたら、ブログでご紹介します。。。