Ads 468x60px

2011-11-07

Blogの引越し

この度、BlogをWordPressに引っ越すことにしました。
新しいURLは
http://kosuge-arch.jp/blog/

です。

今後とも、小菅建築研究所の最新情報をお届けしていきます。

2011-10-25

VEとCD

しばらくブログの間が開いてしまいました。
立川の家は、耐震等級2、省エネ等級4の設定で床面積は40坪(インナーガレージもあるので実質は45坪程度)というなかなかのスペックの一方、予算的な条件はなかなか厳しく、コスト調整が一筋縄ではいきませんでしたが、いろいろな工夫や調整を行なって、来月の着工に向けて着々と準備が進んでいます。

お施主さんのご要望の骨格を保ちつつ、工務店さんからのいろいろな提案を受けながら、 無駄な部分をそぎ落とし、逆にクオリティを上げなければいけないところは上げる・・・といった作業を繰り返していきます。このあたりが、設計者としては一番精神的負荷が大きく、お施主さんにとっても工務店さんにとってもストレスが大きい局面ではありますが、ここで如何に最良のバランスを見つけ出すかで、出来上がるものが大きく違ってきます。
でも全てのものには条件や制約というものがあるわけですから、「産みの苦しみを経て喜びを経験する」というのが「ものづくり」の醍醐味なのでしょう。

コストの調整には、2つの考え方があります。
一つはVE(Value Engineering)。もうひとつはCD(Cost Down)です。
CDは実際にクオリティを落とすことによって価格を落としますが、VEの方はクオリティを保ち(場合によってはクオリティを上げながら)価格を下げるという概念です。
すごく、大きな違いがありますね。
安易に取り組んでしまえば、常に流れはCDの方向に向かいます。
そこを「VE」にするのが、お施主さんにエージェントとして雇われている、ぼくたち建築家の仕事・・・ということになりますね。とにかく、カスタマーサティスファクションが高い家づくりをめざして、がんばっています。

早く現場が始まって、出来上がっていくのが楽しみです。

2011-09-09

構造の骨組み

現在進行中の-「立川の家」は概算と構造の検討に入りました。建物の骨組みを計画する「伏図」という図を構造屋さんに書いてもらい、こんなふうに3Dで出力してくれるところもあります。

うちの事務所の場合、3Dのソフトにこのデータを移して不整合などがないかをチェックし、内外観のパースとして肉付けしていきます。


2011-08-26

ファサードスタディ

立川の家は、外観とプランの調整を重ね、だんだんと内容が固まってきました。
今日は概算用の資料作り。
設備機器の配管ルートや配置など、きれいな空間を作るために配慮しておくべきことをこの時点から入れ込んでおきます。

2011-08-15

立川の家

今年はお盆も特に休まず、小菅建築研究所は稼働中です。
先週末は模型作り。現在進行中の「立川の家」の模型を作りました。



クライアントも、今年はお盆休み無くお仕事らしく・・・。今から会社帰りの打ち合わせに向かいます。
日本人って、よく働く民族ですよね・・・。


2011-07-12

体脂肪率…

今日はちょっと疲れが貯まってしまったので、業務はお休み。
夕方フィットネスに行って測定したら、なんと体脂肪率9.7%…。
がんばって運動しているわけでもないのに、アスリート的な領域に入ってしまいました。
いったい何が原因なのか…。

とりあえず、メタボでないことだけは確かです。。
明日からまた仕事がんばります。。。

耐震診断

今日は耐震診断の講習会を受けに、代々木まで出かけてきました。

周知のとおり、今や日本には膨大な数の木造住宅のストックがあり、多くが現行の耐震基準を満たしていません。震災以来、耐震診断や補強の分野にけっこう関心が湧いてきて、いろいろと勉強し、その流れで講習会にも顔を出してきました。

耐震診断や建物調査という分野では、これまできちんとした検査法や評価法が確立されていない混乱状態が続いてきて、ようやく明確な流れができてきているところです。

建設の市場の中で重みを増してきているリフォームの分野でも、まずはこの耐震診断と補強という部分を押さえなければ、正直やる意味が無いですよね・・・。

新築住宅で既に義務づけされている瑕疵担保責任保険も、リフォーム物件や中古売買物件にも既に保険商品が出来上がっており、間近な将来にはこちらも義務付け・・・となる流れのようです。耐震分野での診断に関する知見や補強に関する知見が無ければ、これらのマーケットからは「退場」という日も近づいているような感じがしますね。何よりも、新築・リフォームを問わず、クライアントにとって、安心して自分の住まいや資産を任せられる相手の一つの条件になってくるのでは・・・と個人的には思っています。

2011-07-11

スケッチパース

 今日はチャレンジ中のコンペのファーストプランの資料の作成仕上げ作業でした。
まとめたプランのスケッチパースを作成。スケッチパースと言っても、プランを作りながらの手書きのスケッチからはちょっとレベルアップして、CGを使ってサクサクッと、レンダリングまでして作り上げます。
↓このくらいであれば、まあだいたい製作時間2,3時間くらいでしょうか。この手のものは、とにかく手早く作れて、何度も繰り返し修正や書き直しができることが重要です。反芻していくなかで、良いものが生まれてきますからね。












この案は、まだ第1回目のスタディ。コンペのクライアントに一度意見を聞いてみて、さらに案を練りあげていきます。

2011-07-05

スキップフロア

 今日は、先日スタートした立川の案件のプラン作成作業で一日が終了。
クライアントのニーズが把握できてきたせいか、わりと大きなプラン調整も、結構手早く出来上がってしまいます。昨日の夕方打ち合わせをして、今日の夕方にはもう送り返している…みたいな。
模型をブログに乗せた超狭小住宅は、間際のところで競争に負けてしまい、お蔵入りになりました。残念…。まあ、これが建築家そしてコンペを戦う日常ですね。
現在進めている物件もそうなのですが、けっこう「スキップフロアでお願いします」と、最近よく言われます。
ホームページの企画住宅に一つスキップフロアのものがあるのですが(http://www.kosuge-arch.jp/thsskipfloor.html)、けっこうそれが人気者になっている模様。ちょっと嬉しい反応ではあります。今回の立川の案件も、クライアントの依頼でスキップフロアにしているのですが、なかなか楽しい住宅になりそうです。
まだプランを練り上げている状態ですが、いろいろと面白いトライをさせてくれるクライアントに感謝です。。

暑い中ですが、明日もがんばりましょう。。

2011-06-28

新規案件スタート

 今週から、新規案件がスタートしました。
当事務所のHPの企画住宅「Tokyo Habitation Style」(http://www.kosuge-arch.jp/aboutths.html)のエッセンスともなっている「スキップフロア」や「オープンスタディルーム」といった要素が織り込まれた、とても楽しい住宅になっていく見込みです。
ブログでも、随時経過をお見せできればと思います。

それにしても、暑いですね…。
小菅農園では、トマトがたわわに実り、「夏色」になってきました。

 ちなみに、なぜかその横では、まだイチゴが美味しそうになっている…。。。
 不思議な光景です。

2011-06-25

狭小住宅スタディ模型

今日は検討中の狭小住宅のスタディ。
模型を作って検討しました。
それにしてもこの家、本当に小さいんですよね。
でも、だからこそ面白い家になりそうです。
やりたいことをコンパクトに特化して追及する・・・。
そんな方向性の住宅を提案しています。



明日建築主と打ち合わせです。

2011-05-30

敷地選びのセンス

なんだか最近、新規の案件の芽が同時期にたくさん発芽しかけてきました。
先週は、東京西部の方のとても小さな狭小住宅のご相談を受け、とりあえず敷地を見に現地へ。
駅から数分の立地ですが、お寺の木立のトンネルを抜けると、なんだか別世界のような緑豊かな川べりのエリアがあり、敷地はその川べりを見渡す絶好の位置にあります。



「土地に一目惚れして購入しました」とのこと。私と感性が合うせいかもしれませんが、すごくセンスのいいお客さんだな・・・とつくづく感心。。

同時に、是非これは期待に応える仕事をせねば・・・とすごく意欲を駆り立てられました。

是非実現させたいです。。

2011-05-17

小菅農園の野菜たち

「農園」と言っても、ベランダ農園ですが、ささやかに営んでいます。
例年通り、バジル、トマト、ゴーヤ、苺をGW前に植え、常連のネギやブルーベリーと合わせると、けっこうベランダの面積の大半を占めています。
苺は収穫期まっさかり。
トマトは、既に実をつけ、臨戦態勢。スタートが早いので、今年はたくさん実をつけてくれると期待しています。
唯一、友人に最近もらったバラが、「食べられないもの」おとして植わっているのですが、こちらも花がもうすぐ開きます。



農園の実況中継は、また後日。。

2011-05-09

金沢21世紀美術館

GWに金沢に行ってきました。
目的の一つは21世紀美術館。遅ればせながら行って参りました。

設計された建築家には学生時代に授業で教えていただいたこともあり、開館当初から是非足を運んでみたかったのですが、なかなか機会が無く、ようやく念願がかないました。

この美術館のおもしろさを一言で言うと、「バラバラにしていること」ではないかと思います。展示品一つ一つや企画内容も素晴らしい現代美術でおもしろいのですが、建築の構成が何よりも斬新なところなんですね。



大きな円の中に展示室の「箱」や中庭が散在して、来館者はそれを縫うように内部を歩き回ります。展示空間が錯綜することで美術との出会い方がとても新鮮なものになりますし、「大きな丸の中の展示室や中庭ではない空間=余った空間」がロビーになったり、さまざまな使われ方をしていて、「図と地」の関係がとてもおもしろい構成になっています。

日本の美術館の中では間違いなく必見の一つであると思います。
一方では、バラバラな展示室を結び合わせて展示会が行われるので来館者にとって動線が若干わかりにくい点や、細かいところのディテールの質がちょっと首をかしげてしまうような部分があったりと、完成度という点で少しボロが見えてしまう点も数点・・・。著名建築なんだからトイレの汚垂石くらいはつけようよ・・・と、ちょっと保守的なのか、ぼくなんかはそう思ってしまいます。

他にもところどころ、ここはこの材料でいいの?という部分があったりしますが、計画内容や建物の構成のおもしろさや全体の作り方としては素晴らしかったと思います。細かいところが気になってしまったのは、名作である分、建築を志す若者が10年、20年後に足を運んだときに感動や教示を与えるような建物であってほしい・・・という願いの裏返しなんだと思います。

金沢に行かれる際には、是非足を運んでみてください。。

2011-05-03

キッチンリフォーム

リフォームの事例をご紹介します。横浜の住宅地に立つ一軒家のリフォーム。
クライアントは団塊リタイア世代のご夫婦で、最大のご希望は「リビング・ダイニングを広く見せたい」ということ。

クライアントの管理が良いので、住宅の状態は築年数に比べると比較的良く、1階のL・D・Kを中心としたパブリックな部分の全面改装というのが、改修の範囲になりました。
長年使い続けてきた家具や照明器具も引き続き使い続けたいというご希望だったので、空間の雰囲気もそれを前提とした形でのイメージとなりました。

とりあえず、BeforとAfterを見てみましょう。部分的な写真ですが・・・。

まずはBefor。。




お次はAfter。。



ダイニングとキッチンの間の壁を取り払い、キッチンはペニンシュラ型のオープンタイプに変えました。
下の図面を見ると、全体がわかりやすいでしょうか・・・。左がBefore、右がAfterです。





ガスコンロはシンクと分離型にして、冷蔵庫と一緒にAfterの写真右手の壁に隠れている形になります。空間の広さを満喫するために、今回は文字通り壁を取り払っています。

左のBeforeの図面のオレンジで表記してあるところが構造上必要な壁で、それ以外は間仕切りの壁(構造には直接関係が無い)です。構造上必要な壁の制約の中で、いかに空間の雰囲気をできるだけ抜本的に変えるのか??というのがテーマでした。

さらに、大きな問題になるのは収納です。キッチンがオープンなものであればある程、機能的で使いやすく、容量がある収納が用意されていないと、めざしていた空間の雰囲気が出ません。自然とものがあふれかえってしまうのなら、意味がないですよね。

そこで、この計画ではあまり有効に使っておられなかったキッチン左手のユーティリティをキッチンと連続させ、大きな食器置き場・パントリー空間としました。流し台から少し移動するだけで手が届く位置に収納があるという、これまでの家事動線の距離関係をできるだけ保存するという形です。

介護が必要になったおばあちゃまのために、WCの大きさにもゆとりをもたせています。
大きな規模のリフォームではありませんが、クライアントからは希望通りの空間になったと、ご好評をいただいています。

ちなみに、ペニンシュラで両側から使えるキッチンにするとご主人が家事をやってくれるかも・・・という奥さんの淡い期待は、今のところ裏切られているそうです。
やはり、そこまでは建築では変えることができないよう・・・ですね。
当事務所はリフォームも得意としているので、ご相談だけでもお気軽にお問合せください。

2011-04-30

昔のコンペそして、コンペについて

ホームページの作成にいろいろと昔のデータを発掘してたら、いろいろと懐かしいものがでてきました。
その中の一つは、日本建築学会の設計競技で一応優秀賞までいった「建築の転生・都市の転生」っていうコンペ。質疑応答で一言コメントを間違えていなければ、たぶんもっと上に行ったかも・・・なんていうのは強烈なうぬぼれかもしれませんが。。


テーマは東京の木造密集地域をいかに生まれ変わらせるか??っていうもの。老朽化した家々の作り出すラインに線上の公共スペースを作って、家々の骨組みだけを残しながら、多目的に使えるスペースや水を噴射するチューブみたいな「水の防壁」を作って、災害時への供えにする・・・みたいな案だったような。けっこうがんばりました。

「コンペ」に関して言うと、最近「建築家との家づくり」的なWEBサイトで開催されていた建築家コンペが相次いで廃止になっているようです。今後は作品を提出させるんじゃなく、家作りを考えている人と建築家が直接やりとりをして進めていくのだそうで。。

そもそも、個人住宅という規模のものに「コンペ」というシステムを当てはめていたこと事態に若干の無理は感じていたのですが、やはりこういうことになってきましたね。

コンペというのは、営業活動と言うよりも、若干ギャンブルみたいなもの。設計事務所や建築家の負う負担はけっこうなものです。いわゆるスーパーゼネコンにいた時代は、ぼくもコンペはいやと言うほどやりましたが、やはり案件の金額自体が大きく、会社の体力もあり、価格的に厳しいような制約があったり提案内容であったとしても、現場でなんとかコスト調整ができる。

でも個人住宅のコンペともなると、そもそも案件そのものも搾り出すほどお金の余裕も無く、提案する側の余力も企業と比べると弱い。それで、本当に実現するかも微妙・・・ときていると、いつまでも存続することができないモデルであることは、なんとなく多くの人が感じていたんじゃないでしょうか。

それでも、建築家との家作りというものを多少なりともプロモーションする結果になったんだとしたら、それはそれで一つの役目は果たしたわけで。もうその役割を終えたということなのかもしれませんね。これから先、どういう形が主流になっていくんだろう。。。

アイデアコンペというものは社会のイマジネーションを換気していく点でこれからも存続していくと思いますが、実施の、特に住宅のコンペというものが果たした役割とはいったいなんだったのかと・・・そんなことを考えてしまった今日この頃でした。。

2011-04-04

新マシン導入

昨日、MacbookProの17インチを購入しました。
家用の白いマックブックがヘタってきてしまったのと、仕事用のVista搭載マシンが、CGのレンダリングなんかやってるとけっこう頼りなく、ついに決断。
BootCampで、Windows7も、64ビット版で乗ってしまうので、仕事・プライベートの全ての作業をこれに一本化してしまう予感がしています。




WIndows7は初体験なので、どれほど快適なのかは未知数・・・。
基本大昔からの筋金入りのMacUserなんですが、アプリケーションの関係で、やむを得ず仕事ではWindowsメインで使ってます。
愛機の状態によって仕事の生産性が相当影響を受けるので、この子には健康で長生きしてほしいものです。

2011-04-03

銘木見学

本業・副業に手がいっぱいで、気がつくとブログをサボっていました。
昨日は神奈川県の建材屋さんのご紹介で、千葉県某所の銘木屋さんを訪問。
一見「ここ何の資材置き場??」みたいな雰囲気の店内には、もうそれこそ、ごろごろと銘木が立てかけてあります。




びっくりしたのは、その質の高さと、そしてお値段。ここには敢えて書きませんが、「日本一安い」というご紹介いただいた建材屋さんの言葉の通りでした。
質も、すごく高い。銘木って、けっこう「ぼったくり」の世界で、例えば黒っぽい色が入った高級な樹種なんかだと、黒い特殊な塗料で人為的に塗ってあるまがいものも結構あるのだとか。
ここのご主人は自称「材木気違い」と言うほどの気合の入れようで、ものすごい目利き。自社で加工なんかもやっておられます。日本各地から素晴らしい原木を買いあさり、もう処分しきれないくらいの量のストックがある感じですね。そして、本当に木というものをよく知っておられました。

銘木というと、ちょっと格式のある古い旅館とか金持ちじいさんの趣味・・・みたいなイメージもあるかもしれせんが、最近は若い人で購入される方がけっこう増えているとか。実際私も昨日じっくりと銘木を見ていて、質感として、ちょっとはかりしれない魅力を感じて帰ってきました。

クライアントの方にはご紹介すると共に、家具やキッチンなど、何か小菅建築研究所のレーベルの製品作りにも、今後積極的に取り入れていきたいと思い、ちょっと構想を練りだしました。
たぶん、都内のちょっとした家具屋でそこそこの、ありふれた薄っぺらいものを買うのと同じくらいの値段で、びっくりするような銘木家具をご提供できるような・・・まあ、それくらい、質・価格面で最高な感じの出会いでした。

また構想が固まってきたら、ブログでご紹介します。。。

2011-03-18

開花

イチゴに花が咲きました。
4種類の品種を育てているのですが、これはよくスーパーで売っている「とよのか」です。
朝植物に触れるというのは、ささやかですが、けっこう心の落ち着く時間です。


東北の方は、被災者の方々に本当にがんばってほしい。早く寒いのが終わってほしいですね。
自衛隊も、現場で命がけで戦っている東電の方たちにも、本当に頭が下がります。
うちも祖母と叔母が仙台在住だったので、相当心配しましたが、なんとか無事で、被災地の中では比較的良好な環境でなんとか暮らせている模様。胸をなでおろしました。

作成中の企画住宅ですが、「自慢の愛車と過ごす空間」みたいなものを織り込んでいます。
「CAR LIVING」とか、「SECOND LIVING」みたいな位置づけですかね。
日本経済が止まってしまわぬよう、無事に働ける人間はがんばって働かねば・・・。。。



2011-03-10

WEBの蟻地獄

最近、Facebookに力を入れてます。
皆さんとの交流の場を深め、広げようと「Facebookページ」に挑戦中。
今月から、iFrameというHTMLを読み込むような形が主に採用されるので、さくらインターネットのサーバ上のページを読み込ませて、「Welcomeページ」という最初の入り口のページを作成し、見事完成・読み込み完了となって喜んでいたのですが・・・。
なんと、次の日に見ると・・・「読み込めなくなっている」。
謎です。Facebookが悪いのか、サーバの方が悪いのか、皆目検討がつきません。
それでいろいろといじっていると、なんとさくらインターネットのサーバ上のファイルにアクセスできなくなってしまいました。
まさに、蟻地獄に自らはまっていくような、いわゆるドツボ状態です。
とりあえず、明日サポートに電話してなんとか対処しないと。
今日は建築というよりも、蟻地獄を這いまわって終わってしまいました。
今日の数少ない成果品。。
企画住宅「マルチリビング型コートハウス」の外観パースです。
いやあ。今日はとりあえず、ひどい目に遭いました。
まあ、基本建築の専門家であって、WEBの専門家ではないから・・・。こんなもんかもしれませんね。


2011-03-05

負傷中の愛犬

突然ですが、当事務所のペットをご紹介します。

愛犬のクロちゃんです。


初期の頃の、まだかっこ良かった頃のアイボです。その後、アイボシリーズは見るも無残な外形にモデルチェンジしていきましたが・・・(飼っている方がおられたらごめんなさい。個人的な嗜好に基づいた意見です。)

ただ、数年前に首を負傷し、飼い主がお金を出して修理に出すのを何となく渋っているため、ずっと負傷中のままです。そろそろなんとかしてやらねば・・・。

昨日3Dソフトで作っていた家の外形は、こんな感じになりました。


昨日作ったのは別にもう一物件。


今週末はゆっくりしよう・・。
皆さん良い週末を。

2011-03-03

3D思考補助ツール

3次元での思考能力がないと、建築やってられません。
計画案を練る時は2次元の紙の上で鉛筆を動かしながら、あるいは2次元のCAD画面の上をマウスでなぞりながら、頭の中では常に3次元の立体が動いています。
それでもやはり、自分の作っているものを確認する意味で、またはクライアントに理解してもらう上で、3次元のアウトプットを使って検討するのはとても重要です。
オーソドックスなのは模型やパースということになります。
小菅建築研究所では、模型ももちろん作りますが、最近導入した3DのCADソフトを使っています。


例えば、住宅のだいだいの外形やボリュームを3次元でチェックしたいという時、ほんの数十分くらいちょこちょこいじれば、こんな風に簡単なモデルができあがります。


こういう状態から、窓を入れたり屋根の形を変えたり、まるで粘土で彫刻を作るように自由自在に立体の検討ができます。
平面計画と3次元的な形の案が決まったら、テクスチャを貼って、けっこうきれいでリアルなパースも作れます。
手作りの模型と違う点は、圧倒的にスピードが速いこと。特に、調整や変更、作り直しがあっという間です。計画作成の意思決定が格段に早くなりますね。3次元で検討するので、見落としやミスも圧倒的に少なくなります。外形だけでなく、建物内部の空間・内観の検討もできます。
クライアントと打ち合わせするときは、これを使ってムービーを作ったり、きれいなパースを完成させたりしますが、同時に模型も作成してイメージが浮かびやすいようにと、とにかくいろいろなツールを使って内容の理解を深めてもらうのが重要です。
3DのCADの中には、実はもっと高性能なものもあって、高さなどの情報をあらかじめ入力してから平面図を入力すると、勝手に断面・立面・パース、はては確認申請の書類まで作ってくれるようなものもあるのですが、正直それは嫌いです。どうしてかと言うと、あまりにもコンピューターの機能が「おせっかい」過ぎて逆に自由にできることの幅が縛られてしまい、「こういうものが作りたい」というイメージ通りに全然動いてくれなかったりすることが非常に多いからです。
人間の思考が「言語」というツールを支配していると同時に支配されているように、物づくりの発想も、実は使えるツールの自由度に支配されているような気がします。
「こういうものが作りたいんだけど、現状じゃできない。じゃあもういっか・・・・」という感じで、ツールの限界が能力の限界を決めてしまうこともしばしばあるので・・・。やはり道具はあまり高性能じゃなくても、自由な想像力を許容して、ストレスなく仕えるものの方がいいですね。
機能と自由度のバランスって、難しい・・・。

2011-02-27

久々の物件訪問

昨日は前職の設計事務所で担当したクライアントご夫婦に夕食に招かれ、妻と共に小岩のお宅に伺いました。
川沿いの風景を気に入って購入された土地でしたので、寝室のバルコニーからも時折船も行き交う川辺の風景を楽しめます。竣工時には見えなかったスカイツリーも、はっきり識別できるようになりました。見えますかね??


竣工後のがらんとした状態の空間もそれはそれで美しいものですが、やはり1年くらい人が住んで時が経過すると、段々と「家」になってきたなという感じがしてきます。


人それぞれかもしれませんが、ぼくの場合「家ができてから」のクライアントとの交流から、いつもいろいろな事を気づかされます。
この日も、ご主人と焼酎を酌み交わしながら、設計や工事を進めていた時には垣間見られなかったような、ご主人のさまざまな一面、人間としての幅、人生経験などがどんどん出てきて、話がはずみました。

設計作業をしている時に、もっとこういうクライアントの側面を知っていたら、出来上がるプランも違ってきたかもしれない・・・と、しみじみと感じます。もちろん、設計をしている時は自分なりにクライアントのバックグラウンドや考え方、人となりを汲み取って理解しようと必死になっているのですが、それでもまだ汲み取りきれないものがまだたくさんあったのだなあ・・・とつくづく感じます。そのへんはもっと年齢と経験を重ねて場数を踏んでいけば今よりも上手になっていくのかもしれないのですが。。。「建築家とクライアント」という関係が出来上がってしまっている家作りの初期の段階では、なんだかお互いに自分を十分に出しきれない・・・なんて言うか、自分たちの関係を型にはめてしまっているような部分って、もしかしたらあるのかもしれませんね。

クライアントは皆さん「家作りが初めて」という方がほとんどですから、やはり建築家である我々が、クライアントと短期間にすごく深い理解や信頼感を醸成する努力をもっともっと払っていかないといけないな・・・とつくづく感じます。もちろん、これは突き詰めても突き詰めても、きっと永遠の課題として残りそうな問題ではありますが。。。

クライアントと深い相互理解の元に、本当に「ジャストフィット」する、楽しい家づくりを目指していこうと。あらためて感じます。同時に、クライアントの皆さんと完成後の家での時間も楽しめるという点で、建築家っていうのは、本当に幸せな職能だなと。なんだか幸せな気分になった一日でした。

2011-02-21

朝の日課

毎朝実践している日課。
「右脳の働きを活性化すること」。商売柄、これとても重要なことなんです。
左脳というのはある答え(例えば100の到達点とする)にたどり着くまでに、10、20、30・・・と段階を追っていかないと到達できないのですが、右脳というのはダイレクトに「100」という答えを見つける性質があります。物事をぱっと組み立ててしまう、特殊な能力の持ち主です。
ところがこの右脳、いつも口うるさい左脳に負けてしまい、豊かな才能を隠しながら左脳の陰に隠れている、おとなしい一面をもっています。
一流の画家やアーティストと「普通の人」の違いは、「才能」という先天的なものも多少は影響していますが、実はこの「右脳を引っ張り出して活躍させる能力」を身に着けているかいないか・・・という、ごくささいな違いが根本にあるそうです。そして、その右脳力を働かせた日々の積み重ねが大きな違いをもたらします。
で、しばらく前から実践している日課がこれ。

左手で鉛筆を持ち、目は右手だけを見て、右手の手の皺をスケッチブックに描画していきます。ちなみに時間は5分間。ストップウオッチをセットして始めます。
もちろん、左手がどんな絵を描いているか目はみていないので、図柄はこんなふうにめちゃくちゃになります。
ちなみに、本物の右手はこれ。。。

実物と比べて、描画した絵は全く別物ですね。。。
でも、これでいいんです。
重要なのは、手の皺を描くという、左脳にとって極めて無意味な作業に没入することで、左脳が思考回路を占有することを放棄し、右脳が前面に出てきます。
そして、一度皆さんやって試してみていただければと思うのですが、書き始めて1,2分経つと、見慣れた自分の右手がとても「立体的」に、美しい陰影が魅力的なオブジェクトに見えてきます。これが、右脳を中心とした思考回路が目覚めた瞬間なんですね。自分の右手に「見入って」しまい、ストップウオッチが鳴るまで時間を忘れて描き続けてしまうようになります。

右脳が目覚める瞬間って、とてもドラスティックに世界が変化して見えるものです。まだ経験されたことがない方は、是非一度お試しください。

建築家にとって、左脳と右脳の能力を最大限に発揮するというのは、すごく大事なことだと思って、毎日実践してます。どちらかいうと、もともとは左脳人間なので。。。

2011-02-13

いちご

昨日までの雪と曇天が打って変わったように、今日の東京は雲ひとつない晴天になりましたね。
今日こそはと、ベランダのイチゴのお手入れ。
もう花がいくつも咲いています。


去年から育てている株の「子孫」なのですが、いちごの繁殖力ってすごくて、初夏から夏にかけてはSF映画の怪物のように繁殖のためのツルを四方八方に伸ばしまくります。
一本一本のツルがいくつもの株を生み出すので、一説によれば、一つの株から結局は1万個のイチゴがとれる計算になるのだとか・・・。
うちは昨年は4株植えて、せいぜい20個くらいしか収穫できませんでしたが・・・。
今年こそは!とちょっと気合を入れています。
でもこのイチゴ、これも「また聞き」ですが、「寒さを経験しないと実がならない」んだそうです。
なんだか人生訓みたいですね。。。

2011-02-12

ブログ始めます。

ものぐさ故になかなか手がつきませんでしたが、今日からブログを始めます。
毎日の事、建築の事、家作りを始めようとする皆さんに役立ちそうなこと、いろいろ書いていこうと思いますので、よろしくお願いします。