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2011-02-21

朝の日課

毎朝実践している日課。
「右脳の働きを活性化すること」。商売柄、これとても重要なことなんです。
左脳というのはある答え(例えば100の到達点とする)にたどり着くまでに、10、20、30・・・と段階を追っていかないと到達できないのですが、右脳というのはダイレクトに「100」という答えを見つける性質があります。物事をぱっと組み立ててしまう、特殊な能力の持ち主です。
ところがこの右脳、いつも口うるさい左脳に負けてしまい、豊かな才能を隠しながら左脳の陰に隠れている、おとなしい一面をもっています。
一流の画家やアーティストと「普通の人」の違いは、「才能」という先天的なものも多少は影響していますが、実はこの「右脳を引っ張り出して活躍させる能力」を身に着けているかいないか・・・という、ごくささいな違いが根本にあるそうです。そして、その右脳力を働かせた日々の積み重ねが大きな違いをもたらします。
で、しばらく前から実践している日課がこれ。

左手で鉛筆を持ち、目は右手だけを見て、右手の手の皺をスケッチブックに描画していきます。ちなみに時間は5分間。ストップウオッチをセットして始めます。
もちろん、左手がどんな絵を描いているか目はみていないので、図柄はこんなふうにめちゃくちゃになります。
ちなみに、本物の右手はこれ。。。

実物と比べて、描画した絵は全く別物ですね。。。
でも、これでいいんです。
重要なのは、手の皺を描くという、左脳にとって極めて無意味な作業に没入することで、左脳が思考回路を占有することを放棄し、右脳が前面に出てきます。
そして、一度皆さんやって試してみていただければと思うのですが、書き始めて1,2分経つと、見慣れた自分の右手がとても「立体的」に、美しい陰影が魅力的なオブジェクトに見えてきます。これが、右脳を中心とした思考回路が目覚めた瞬間なんですね。自分の右手に「見入って」しまい、ストップウオッチが鳴るまで時間を忘れて描き続けてしまうようになります。

右脳が目覚める瞬間って、とてもドラスティックに世界が変化して見えるものです。まだ経験されたことがない方は、是非一度お試しください。

建築家にとって、左脳と右脳の能力を最大限に発揮するというのは、すごく大事なことだと思って、毎日実践してます。どちらかいうと、もともとは左脳人間なので。。。

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